有名武将ゆかりの城が点在する福井の城
北陸の城シリーズ2回目は、福井県を紹介しましょう。 福井県は、北陸三県のなかでも京の都に近いこともあり、歴史を紡ぐ舞台となったこともしばしば。知名度が高い戦国武将とゆかりのある城も多く、筆者のイチオシはHNK大河ドラマでも有名になった明智光秀ゆかりの一乗谷城です。戦国大名朝倉氏の居城であり、一時期、朝倉氏に仕えた光秀がこの地に移り住んでいましたが、後に、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康ら名だたる武将が攻め込んでおり、歴史の大きな舞台となっていました。また、柴田勝家の北ノ庄城、越前松平家の福井城のほか、国内に現存する12天守のひとつに数えられる丸岡城も見ごたえありです。
北陸のなかでも、福井県の城跡は散策できるように整備されたものが多く、緑濃い歴史公園をゆったりと巡ることができます。城跡は県内全域に点在していますので、エリアごとに訪ねてみるのもいいでしょう。
※写真(上)は、一乗谷朝倉氏遺跡のシンボルでもある唐門。江戸中期に再建され、1963年に解体修理を行い現在の姿に。