戦国時代を彩った石川の城めぐり
歴史好きの散策スポットとしておすすめなのが、戦国時代の武将たちの威厳と風格を示した城(城跡)のある風景。日本各地に城郭は古代からあったと思われますが、中世・近世にかけて最も城らしいカタチになったといわれます。日本には数万の城があったとみられ、北陸でもごくごく小さな規模の城を含めると数百の城が存在していたそうですが、そのほとんどの遺構を今は見ることができません。
今回は石川編として城の存在を調べてみましたが、北は珠洲市の正院川尻城や輪島の天堂城~南は加賀市の黒谷城や小松市の今江城まで、エリアごとに多数点在していたようです。山城跡は山の中に埋もれたり城主も不明だったり、現地までの歩道が整備されていないなど、気軽に訪れるのが難しいものがほとんど。現在石川では、七尾城、金沢城、和田山城、鳥越城、二曲(ふとげ)城の5つが国史跡に指定されており、県史跡指定には末森城と御舘館の2つがあります。これらは歩道などが整備されているようですので、散策がてら訪れてみてはいかがでしょうか。
※和田山城は(2020.05.20)で紹介の古墳巡りに登場しており、和田山古墳群の古墳の上に城が築かれていたそうです。