非日常感たっぷり! 旅先で大衆演劇を
金沢駅からIRいしかわ鉄道で7分の森本駅。すぐ目の前にあるのが常設の芝居小屋「金沢おぐら座」です。旅巡業の劇団が月替わりにやってきて、連日、人情味あふれる時代劇やきらびやかな舞踊ショーを繰り広げています。
はるか昔から芝居や踊りは庶民の娯楽でした。金沢でも江戸期から明治期にかけて小屋が立ち、盛んに興行が行われたとか。時代が下って、昭和の高度成長期の金沢には、ひがし茶屋街の背後にある卯辰山に、大浴場や遊園地、動物園や水族館を有する一大娯楽施設「金沢ヘルスセンター」が開業(1958~1993年。途中、金沢サニーランドと改称)。館内の劇場は大衆演劇で大いに盛り上がっていました。
そして2009年、大衆演劇の面白さを発信したいと「金沢おぐら座」をオープンしたのが鷹箸直樹社長です。大衆演劇の魅力について、「お客さんと役者との距離が近くて一体感があること。時代劇といっても分かりやすい構成だから予備知識もいらないし、今どきのアドリブも多くて、楽しませてくれますよ」と語ってくれました。

店内にはフードやドリンクの販売もあり、歩道側の窓口からは高校生らも利用する

歩道側にはオープンテラスを設置。フードやドリンクはここで飲食もOK

店内にはゆったりしたソファー席も用意されている

開演前にくつろげる畳の休憩室も利用できる
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