2025.06.20

金沢から足を延ばして福井の恐竜に会いに行こう!

金沢から足を延ばして福井の恐竜に会いに行こう!

いざ! 勝山市にある「かつやま恐竜の森」へ

石川県白山市白峰エリアから福井県勝山市エリアにかけては、日本屈指の恐竜化石発掘地として有名です。このあたりには、かつて恐竜が棲んでいたころのジュラ紀後期~白亜紀前期の地層が広がっているためです。福井県では勝山エリアを中心に積極的な発掘や研究が行われていて、国内有数の恐竜化石産地として、フクイの名を冠した新種恐竜も続々と発見されています。

福井は県をあげて恐竜押し!福井駅も恐竜だらけ!!

福井駅屋上広場のベンチに赤ちゃん恐竜が何体も

2000年にオープンした「かつやま恐竜の森」は、広大な丘陵地に恐竜スポットが点在。福井県立恐竜博物館をはじめ、かつやまディノパーク、ティラノサウルス広場、どきどき恐竜発掘ランドなど、大人も子どもも思いっきり楽しめる屋内外の施設が揃います。予約制の施設もあるので、あらかじめ計画を立てて楽しみましょう!
金沢から、車だと北陸自動車道経由で約1時間30分、公共交通だと北陸新幹線経由バス利用で約1時間40分と、日帰りでアクセスも良好です。

森の中にうごめく、まるで本物のような恐竜に会える、かつやまディノパーク

福井県立恐竜博物館 ※2025年7/11日~11/3日まで、「獣脚類2025」開催!




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自然の林を利用したリアルな森
【かつやまディノパーク】

恐竜が棲む森を再現した屋外の恐竜パーク。自然の地形にうっそうと繁る杉林を利用した森の中に、全長約600mの小道が設けられています。道の両側にはティラノサウルスやスピノサウルス、プテラノドンなど、実物大の60体を超える恐竜ロボットがうなり声をあげ、まるで今にも襲ってきそうなほどの迫力でうごめいています。
全長20mのマメンチサウサウルスやティラノサウルスの大集合ゾーンなど、本物そっくりの恐竜たちにワクワク&ゾワゾワしながら探検。草木の間からひっきりなしに現れる恐竜たちに驚き、映画の中に迷い込んだような迫力感満載で大満足。

整備された遊歩道を歩くディノパーク。所要時間は1周徒歩20~30分

空中を飛ぶ大型の翼竜プテラノドン。翼を広げて8~9m

全長13mものティラノサウルスがいる群れは迫力満点!

全長20mのマメンチサウサウルス。右手の恐竜の卵に入って記念撮影できる

【かつやまディノパーク】
TEL:0779-88-8777
住所:福井県勝山市寺尾51-11
時間:9時~17時(入場は~16時30分)
休日:第2・4水曜(祝日の場合は翌日)、夏休み期間は無休、11月下旬~3月下旬休
料金:入場1000円
駐車場:1200台




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年間120万人以上が押し寄せる
【福井県立恐竜博物館】

かつやま恐竜の森のメイン施設。2023年7月にリニューアルしパワーアップ。カナダのロイヤル・ティレル古生物博物館、中国の自貢恐竜博物館と並び、なんと、世界三大恐竜博物館に数えられているとか。日本国内では、仙台市科学館、豊橋市自然史博物館、岐阜県博物館、北九州市立自然史・歴史博物館、長崎市恐竜博物館などでも恐竜骨格標本の展示は見られますが、福井県立恐竜博物館は国内最大級の展示数を誇ります。
館内では恐竜骨格を50体展示し、そのうち10体は実物の化石。勝山市の恐竜化石発掘数は日本一といいますからさすがですね。さらに、日本で発見された新種恐竜は13種ありますが、そのうちフクイラプトルやコシノサウルスなど6種が福井で発見されています。そんな恐竜の展示紹介に特化した福井県立恐竜博物館。それでは館内の主な見どころを紹介します。所要時間は約2時間はみておきたいですね。

リニューアルし、卵形の建物が2つになった博物館の外観

展示室へといざなう長いエスカレータ。ワクワク感がたまらない

本館1階の「恐竜の世界」はメイン展示室。まるで生きているかのように動く実物の4分の3の大きさのロボット、ティラノサウルスを中心に、周囲には50体の恐竜骨格標本がひしめいています。本物の骨格標本は骨に傷つかないようにフレームで骨全体を支えており、複製は骨に穴を開けていますが、見分けられるかな?ほかにも、ダイノシアターや恐竜の棲む世界を再現したジオラマなど見ごたえたっぷり。日本初公開のブラキロフォサウルスの実物ミイラ化石の展示も見逃せないですね。

うなり声や動き、肉体や皮膚感もリアルに再現されているティラノサウルスロボット

対面で2面設置されたダイノシアター。弱肉強食の世界をCGと音響で描く

中国四川省の恐竜たちのジオラマ。草食恐竜に襲いかかる肉食恐竜をロボットで再現

天井が高い展示室には首の長い恐竜の骨格標本もあり見上げることも多い

本館2階は「生命の歴史」。46億年という気が遠くなるような地球の歴史に目を向け、生命誕生や地球の変化、恐竜の出現などをパネルやジオラマで学べます。こちらの展示コーナーにも恐竜時代のウミガメやアーケロンなどの化石標本などがリニューアルで追加されています。ダイノラボ展示室では、ティラノサウルスの体のしくみや暮らしを学べます。

恐竜へと進化していく過程が学べるコーナー、恐竜への道

1階~2階にかけてティラノサウルス骨格を展示。上からも下からも観察できる

新館は3階建てになっていて、収蔵庫をガラス張りにした「見える収蔵庫」や、特別展開催期間以外は3面ダイノシアターとなる「特別展示室」、吹き抜けに設置された「恐竜の塔」、「化石研究体験室」などがあります。恐竜の塔では、フクイラプトル、フクイベナートル、フクイティタンなど、福井で発見された新種6体の模型展示があり、ダイナミックな福井の恐竜を間近に観察できます。

ガラス張りの見える収蔵庫。保存されている様子が丸見え

1階~3階にかけてのエスカレータ周辺にある恐竜の塔

1面の高さ9m、横16mの迫力ある映像が自慢の三面ダイノシアター

この通路の奥には化石研究体験ができる部屋がある。小学生以上で要予約

●広い館内にはレストランやミュージアムショップも併設されています。レストランではカレーやオムライス、バーガーをはじめ、ソースカツ丼、ボルガライス、おろし蕎麦など福井のB級グルメも要チェック。キッズメニューもありファミリーにも大人気。
レストランと並ぶミュージアムショップでは、恐竜のぬいぐるみやフィギュア、恐竜柄の食器やTシャツ、文房具、菓子、アクセサリーなど、多彩なジャンルのみやげが並びます。オリジナル商品や限定品も人気です。

恐竜骨格を眺めながら食事が楽しめるレストランDINO CAFE

化石発掘オムライス、スピノサウルスカレー、ティラノパフェの恐竜押しメニュー

広い店内に恐竜グッズがところ狭しと並び、目移りしそう

ぬいぐるみやメラミンカップ、恐竜マグネット、ピアス、クッキーなど多彩

【福井県立恐竜博物館】
TEL:0779-88-0001
住所:福井県勝山市寺尾51-11
時間:9時~17時(入館は~16時30分)
休日:第2・4水曜(祝日の場合は翌日)、夏休み期間は無休
料金:入館1000円(特別展は別途必要)※公式サイトから事前予約制
駐車場:1200台




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