ほぼ100%、金沢で生産される金箔
遙か昔から人々を魅了し続けてきた黄金の輝き。そんな金の箔生産量ですが、なんと金沢が全国シェア99%以上を占めているのです。
金沢では金箔のほか銀箔、プラチナ箔なども製造していて、この3つを総称して「金沢箔」と呼んでいます。箔製造が行われたのは藩政時代からといわれ、加賀藩前田家が工芸文化を奨励していたことで職人の技術が磨かれたことや、金箔生産に必要な良質の水、湿気を含む気候など、さまざまな条件がととのい発達したと考えられています。
製造工程は少しの狂いも許されないため、神経を張りつめた手間と労力が注ぎ込まれてきました。
その金箔が観光とも結びつき、金箔を利用した工芸品が土産として重宝され、現代に生きるつややかな小物雑貨が生まれてきました。さらに、金箔の箔打ちに使われた打ち紙が、昔から女性の化粧直しに使われていたことから、あぶらとり紙として考案され、金沢から全国に広まっていきました。
その先駆けとしてアイディアを出し続けている金箔メーカー、箔一。
今回は、ひがし茶街にある「金澤しつらえ」で実施している金箔工芸体験に参加してみました!

金箔を使う工芸体験にチャレンジします!