巨大な円形ホールにワクワク♪
2022年7月16日の開館以来、県内外から注目を集めているのが石川県立図書館です。
緑地にあるガラスが多用された建物は、誰もが集えるオープンなコミュニティスペースといった趣。館内には、本との出会いをナビゲートするテーマ別のユニークな書架、3Dプリンターやレーザーカッターを備えた工房にキッチンスタジオ、子どもの図書と遊具のあるキッズフロアなどを備え、図書の貸し出しや閲覧にとどまらない、県民の知的好奇心に応える施設となっています。
石川県立図書館の始まりは明治45年(1912)。加賀藩所蔵の資料を一部引き継いで、兼六園内に開館しました。そして昭和41年(1966)、兼六園近くの本多町に移りましたが、建物の老朽化や収蔵能力の限界などの理由から、今回の移転となりました。
移転先は、兼六園から南東へ約2㎞、かつての金沢大学工学部の広大な跡地で、駐車場400台を有し、図書館直通の路線バスも整備され、交通の便が確保されています。
四角い建物の館内に入ると、閲覧エリアは巨大な円形。4階まで吹き抜けの空間に、円を描くように書架が配置された光景に圧倒されます。開架図書は約30万冊!とにかく大きくて広いので、まずは、案内カウンターにある「本棚マップ」や「利用案内」「見学者用ガイド」などのリーフレットを手にしましょう。



