2020.10.20

日本海側初の国立美術館~国立工芸館~が金沢に誕生!①

日本海側初の国立美術館~国立工芸館~が金沢に誕生!①

国立工芸館が10月、金沢に移転オープン

東京国立近代美術館工芸館が2020年10月25日、東京から金沢に移転し、通称を国立工芸館として開館しました。工芸を専門とする美術館としては国内初で、国立の美術館としては日本海側初。場所は兼六園のすぐそば、本多の森公園と呼ばれる緑濃い文化ゾーンにあり、国立工芸館の建物は、正面真ん中に玄関があり、レトロな洋館の建物が左右に分かれて立っています。これらは、明治期に建造された旧陸軍の施設を移築したもので、レトロなこの建物自体も見どころのひとつとなっています。

向かって右の建物は旧陸軍金沢偕行社で、陸軍将校の社交場として使用されていたそう。左は旧陸軍第九師団司令部庁舎で、師団司令部の執務室だったそうです。ただし、展示室部分は丈夫な復元建物となっているようです。

県立能楽堂の前にあった頃の2つの建物。1997年登録、国の有形文化財です

旧陸軍金沢偕行社。薄いグリーンは創建当時の色

ルネサンス風の外観、旧陸軍第九師団司令部庁舎

国立工芸館周辺、本多の森公園のご案内

原稿作成時はまだオープン前ですので、館内については次回にご紹介することとし、今回は国立工芸館の周辺、歩いて3分内の見どころをご案内いたします。

館の周辺は緑あふれる森となっており、その中に文化施設が点在。徒歩3分内に必見施設が集中しています。まず、工芸館に向かってすぐ右手は石川県立美術館(当サイト2018.02.05紹介)。館内には世界的なパティシエ辻口博啓氏のカフェ、ルミュゼドゥアッシュがあるので、散策途中に一服するのもいいですね。

工芸館に向かってすぐ左手にある赤レンガ造り建物は石川県立歴史博物館(当サイト2017.10.01紹介)と加賀本多博物館(当サイト2020.03.20紹介)。こちらの建物も旧陸軍のもので兵器庫でした。 また、工芸館から徒歩3分、成巽閣(当サイト2018.06.20紹介)では加賀藩前田家の優雅な邸宅が見学でき、その隣にあるいしかわ生活工芸ミュージアム(当サイト2019.01.20紹介)では、江戸時代から守られてきた伝統工芸の数々を堪能できます。ここから兼六園(当サイト2018.04.16紹介)に直結しているので、移動時間もなくとびっきりの金沢観光クルージングを楽しめます。

加賀藩ゆかりの古美術品や九谷焼をはじめ多彩なジャンルの作品を展示

石川県の歴史を1から学べる石川県立歴史博物館

柱が1本もない、つくしの縁をもつ成巽閣

石川県の工芸のすべてが分かるいしかわ生活工芸ミュージアム

国立工芸館
(東京国立近代美術館工芸館)

TEL : 050-5541-8600
(ハローダイヤル 8:00~22:00)

住所 : 石川県金沢市出羽町3-2
時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)
休日 : 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始 ※臨時休館あり
料金 : 入館500円 ※ほか展覧会により異なる
駐車場 : JR金沢駅から兼六園シャトルで16分、県立美術館・成巽閣下車、徒歩2分。
     またはJR金沢駅から城下まち金沢周遊バス右まわりで18分・左回りだと20分、広坂・21世紀美術館下車、徒歩6分