2019.03.05

冬の味覚の王者といえばズワイガニ、金沢で極上の「加能ガニ」を食す

冬の味覚の王者といえばズワイガニ、金沢で極上の「加能ガニ」を食す

格別の味わいを楽しめるブランドガニ

金沢の冬から春にかけては、おいしいカニの季節でもあります。金沢のカニといえばズワイガニを指すことが多く、その漁期は11月6日~翌年の3月20日まで。心待ちにしてきたシーズンが到来すると、全国の食通たちが冬のごちそうを求めて金沢へと足を運びます。

金沢、橋立、輪島、富来など、県内の港で水揚げされるズワイガニのオスは「加能(かのう)ガニ」と呼ばれ、港の名前が刻印されたブルーのタグが目印。太く、しっかりとした足は、殻を割るとあふれんばかりに身が詰まり、ほんのりと甘く繊細な味わいはまさに絶品です。

ズワイガニとともに、とくに地元の人が好むのが、ズワイガニのメス「香箱(こうばこ)ガニ」。オスに比べればずいぶんと小ぶりですが、その分甘みも強く、濃厚な内子(未成熟卵)と茶色の外子は、金沢人にとって最も贅沢な部分といわれています。

香箱ガニの漁期は12月29日までとさらに短く、まさにこの時期だけのごちそうといえるでしょう。

加能ガニをあますところなく堪能

王道からユニークなものまで、カニはさまざまな料理で楽しめます。

活きガニならではの甘みをストレートに味わいたいなら、まずはカニ刺しがおすすめ。豪快に口に運べば、とろりとした食感のあと、じんわりと旨さが口に広がります。 鮮やかな朱色が食欲をそそる茹でガニも期待を裏切らないおいしさ。弾力のあるカニ身はしっとりと甘く、思わず顔がほころぶこと間違いなし。

同じく人気が高い焼ガニは、身が白くなってぷっくりと膨らんできたら食べごろで、香ばしさが魅力です。

ほかにも、汁物や炊き込みご飯など、多くの調理方法がありますが、金沢ならではの食べ方として注目を集めるのが金沢おでんの具材のひとつ「カニ面」です。香箱ガニに出汁がしみ込み、寒い冬に身体を温めてくれるごちそうとして重宝されています。

飲食店によっては、タグが付いた料理前のカニを客に披露してくれるところもあり、おのずとテンションも高まります。ズワイガニ漁は3月20日で終了しますが、金沢駅近くに店舗を構える「加賀料理 大名茶家」のように、水揚げしたカニを水槽で生きたまま収容し、4月中ごろまで提供してくれる店もあり、春にも極上のカニを楽しめます。

カニ刺し

冷水にくぐらせることで花が咲いたように広がる刺身

茹でガニ

身がぎっしりと詰まった足と濃厚な味噌が自慢の茹でガニ

焼きガニ

香ばしい香りとほんのりと塩味の効いた焼きガニ

カニ面

出汁の旨みがしみ込んだ香箱ガニのカニ面

カニ鍋

カニの旨みと出汁のコラボも絶妙のカニ鍋

加賀料理 大名茶家
かがりょうり だいみょうぢゃや

TEL:076-231-5121
住所:石川県金沢市此花町7-5-1  
時間:11:30~14:30(LO13:45)、17:00~22:00(LO21:30)
休日:無休