まずは金沢の商店街の歴史を紐といてみます。
北陸の中心となる金沢には、魅力的な商店街や飲食街が点在していますが、昭和の時代からみるとかなり変化があります。
昭和の商店街といえば、金沢駅の近くに横安江町アーケード街がありました。始まりはおよそ300年前といわれ、浄土真宗金沢別院の門前町として仏壇店や古着屋、古美術、結納品、靴・鞄、衣料品、寝具など数々の専門店で賑わっていました。
昭和35年(1960)にアーケードが立ち、雨の日でも気持ちよく利用できるアーケード街として長年市民に親しまれてきましたが、平成8年(2006)、老朽化により撤去。現在は「金澤表参道」として生まれ変わり、約30軒が連なります。
▲ 金沢駅から徒歩約10分の「金澤表参道」