金沢のライトアップスポット10選
前回ご紹介したスポットに続き、金沢の幻想的なライトスポット5選をご紹介します。
前回ご紹介したスポットに続き、金沢の幻想的なライトスポット5選をご紹介します。
いしかわもん
天明8年(1788)に建造された石川門は、金沢城の数少ない遺構。兼六園に面しているため、現在では金沢城の顔として大勢の観光客が出入りしていますが、かつては搦手(からめて)門、つまり裏門だったところです。堀に面した高麗門と2層2階の石川櫓、櫓門で構成された桝形門という構造になっており、屋根は鉄砲玉に転用できるよう鉛で葺いた堅牢な造り。金沢城公園は週末などにライトアップが行われますが、石川門は通年ライトアップされています。
●金沢市丸の内1-1/ライトアップは日没~22:00
ぎょくせんいんまるていえん
3代加賀藩主前田利常が作庭を始め、歴代藩主が手を加えながら廃藩時まで残されていた庭園で、発掘調査や絵図などをもとに復元されました。池を中心に島や滝を配し、独創的なデザインの石垣群を借景としています。ライトアップも、この石垣群を生かした美しい演出が魅力。尺八や箏などの音色に合わせ、季節をイメージした灯りが園内を幻想的に彩ります。金沢城公園では五十間長屋などのライトアップも合わせて楽しめます。
●金沢市丸の内1-1/ライトアップは毎週金・土曜、祝前日など/時間は日没~21:00
つづみもん
JR金沢駅の兼六園口で圧倒的な存在感をみせる鼓門。金沢の伝統芸能である能や素囃子で使われる鼓をモチーフにしており、角材をらせん状に組んだ力強く雅なデザインが印象的です。金沢駅はかつて米国の旅行雑誌で「世界で最も美しい駅14選」にも選ばれており、ここ鼓門前は記念撮影スポットとして大人気。日没後のライトアップでは、毎正時(00分)ごとに2分間、加賀五彩(えんじ、藍、草、黄土、古代紫)の光で彩る演出もあります。
●金沢市木ノ新保町1-1金沢駅/ライトアップは日没~24:00
こうりんぼう
毎年冬に金沢市中心部の香林坊で行われるイルミネーション。香林坊交差点から武蔵方面の目抜き通りにある街路樹が約11万個のLED電球をまとい、街はきらびやかな雰囲気に包まれます。雪吊りに施された円錐状のイルミネーションも雪国ならではの演出。華やかな光に彩られた通りを歩いていると心が弾み、寒さも忘れてしまいそう。「金沢ライトアップバス」のルート上にあたるので、車窓から眺めるのもよさそうです。
●金沢市香林坊/ライトアップ時期は11月~翌2月中旬/時間は17:00~24:00
けんろくえん
加賀藩の歴代藩主が、長い歳月をかけて作庭した大名庭園で、日本三名園のひとつに数えられます。約3万坪という広大な園内に池や曲水、築山などを配し、春は桜、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々に風情豊か。シーズンごとのライトアップイベントでは夜間無料開園が行われ、灯りに照らされた徽軫灯籠(ことじとうろう)や名木が水鏡に映り込む光景は、ため息が出るような美しさ。開催日程は公式サイトで確認することができます。
●金沢市兼六町1/
ライトアップ時期は公式サイトをご覧ください。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/