2019.08.05

七尾湾岸に広がる~和倉温泉~で海を満喫

七尾湾岸に広がる~和倉温泉~で海を満喫
金沢駅からJR特急で約1時間の海沿い温泉

能登半島の東海岸、ぐっとえぐれた七尾湾にぽっかり浮かぶ能登島があり、その島を眺める湾岸沿いに位置するのが和倉温泉です。開湯から1200年といわれる歴史があり、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で弱アルカリ性。無色透明で塩分をかなり感じます。温泉街には豪華な大型旅館や料理旅館、こぢんまりした個性的な宿など多彩な温泉旅館が建ち並び、北陸有数の温泉地として君臨。なかでも加賀屋は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館百選」総合評価で常に上位にランクインする名旅館です。

すぐそばの能登島はレジャーアイランドとして、いかだ釣りやキャンプ、クルージング、イルカウオッチング、海水浴などが楽しめるほか、のとじま水族館や能登島ガラス美術館、能登島ガラス工房などの観光スポットが点在しています。

もちろん和倉温泉街にもお楽しみのスポットが数多くあります。旅館に泊まらなくても温泉に入って、体験して、グルメを満喫できる街歩き散策スポット10選をご紹介します。

●和倉温泉総湯(わくらおんせんそうゆ)

寛永18年(1641)からあるという、地元の人が足繁く通う共同浴場。建物は現在7代目で平成23年(2011)に建て替えられています。大浴場には内湯と露天風呂、サウナ、立温泉を備え、美肌やリウマチに効果があるといわれており、飲用も可能です。屋外には、無料で利用できる足湯や和倉温泉のキャラクターわくたまくん像が立つ飲泉場があります。
・tel.0767-62-2221、七尾市和倉町ワ部6-2、入浴440円、7時~20時30分受付終了、毎月25日休(土・日曜、祝日の場合は翌平日)、駐車場60台

●涌浦乃湯壺(わくうらのゆつぼ)

和倉温泉の発見は約1200年前、湯気がもうもうと上がる沖の海の上で白鷺が傷を癒やしている姿が見えたことから発見されたそうです。「湯の涌き出づる浦」つまり涌浦(わくうら)がなまって和倉になったそう。温泉街中心部にある湯元の広場には、開湯伝説にちなんだ涌浦乃湯壺があり、白鷺のブロンズ像と記念碑があります。そこには、源泉が滔々と湧き出ており、すぐそばの店舗では生卵を販売。自分で温泉玉子を自由に作ることができます。

●妻恋舟の湯(つまこいぶねのゆ)

七尾湾に臨んで広がる公園、湯っ足りパーク内にある海辺の足湯スポット。松原ごしに、正面には能登島、左にツインブリッジ、右に能登島大橋が見渡せる好ロケーションです。「妻恋舟」は大伴家持の歌に由来しており、広々とした屋根付きの足湯の建物も舟をイメージして造られた純和風の木造。海沿いの美しい景色を楽しみながら入浴ができます。湯っ足りパークの一角には与謝野晶子の歌碑もあります。
・七尾市和倉町ひばり1-1、無料、7時~19時、天候により休業あり、駐車場30台

●青林寺(せいりんじ)

和倉温泉にある曹洞宗の禅寺。明治25年(1892)に、石川県羽咋市にある永光寺の末寺として開創されました。見どころは庫裡の御便殿です。明治42年(1909)に大正天皇が皇太子時代に休憩された建物で、これを境内に移築保存しているのです。見事な折上げ格天井や秋田杉の廊下など、贅を凝らした造りとなっています。障子戸を開ければ四季に彩られる裏山の借景と相まって思わずため息がでます。
・tel.0767-62-2836、七尾市和倉町レ部61、拝観志納、9時~16時、無休(御便殿見学は12月31日〜1月2日休)、駐車場10台

●和みの丘公園(なごみのおかこうえん)

青林寺の裏手に広がり、参道の一部ともなっている整備された丘。竹林や雑木林の中に500段余りの階段が設置されているので、森林浴を兼ねながら歩いてみませんか。途中には観音様が祭られたお堂があります。丘の頂上付近には展望台があり、誰でも自由につくことができる和みの鐘があります。和倉温泉街を眼下に七尾湾や能登島を遠望できるので、しばし休憩を。公園には鳥のさえずりが響き、レンゲツツジなどの草花も茂り、まさに和みのひとときです。

●和倉昭和博物館とおもちゃ館(わくらしょうわはくぶつかんとおもちゃかん)

1階は和倉昭和博物館で、昭和中期の一般家庭の生活場面や駄菓子屋を再現、当時の洗濯機やテレビも懐かしい。2階のおもちゃ館にはミニカーや玩具などがぎっしり。館長の広岡さんが長年かけて集めたものです。きっかけは、30代の頃にたまたま寄ったノミの市で、トヨペットクラウンのブリキのおもちゃを見つけたことに始まるといいます。昔は物も金もなかった時代で、簡単には買えなかったおもちゃたち。その時代背景が見えてくるようです。
・tel.0767-62-1161、七尾市和倉町九20-1、入館700円、8時30分~16時30分(入館受付)、無休(年始年末は休)、駐車場30台

●和倉じばん館(わくらじばんかん)

湯元の広場から120mほど、地域の人々や観光客が集まる交流施設。かつて田鶴浜地区の産業だった田鶴浜建具の技術を応用した組子体験が人気をよんでいます。組子とは、釘を使わずに木を自在に組み合わせていくもので、障子や欄間に使われていました。ここでは、写真立てや六角コースターなどがあり900円~1,300円で組み立てて持ち帰ることができます。館内には地元の人たちが手作りする陶芸や布製品などのみやげも販売しています。
・tel.0767-62-1555(和倉温泉観光協会)、七尾市和倉町ヨ5、10時~15時、金曜休、駐車場なし

●蛇之目寿司(じゃのめずし)

名旅館として名高い加賀屋のすぐそばにある寿司店。七尾漁港に揚がる魚介をメインに握ってくれます。おすすめは、七尾の港でしか水揚げされないというアカニシ貝(時価)。身は鮮やかな赤い色で、コリコリとした歯触りのよさと噛むたびに口中に広がる甘さが特徴です。もちろん、ブリや甘エビ、ヒラメ、スズキなどネタはどれも新鮮です。厳選ネタが10カン並ぶ能登づくし2,200円(税別)。
・tel.0767-62-2411、七尾市和倉町ワ部20-7、11時~14時/17時~23時、不定休、駐車場5台

●能登ミルクファクトリー(のとみるくふぁくとりー)

空気がきれいな能登の自然の中で、安全な牧草を食べて育つ健康な乳牛の生乳のみを使う能登ミルク。ジェラートを作るのは能登ミルク社長の娘さんである宙(そら)さんで、東京やイタリアで修業を重ね、ジェラートマエストロの資格をもっています。能登のイチゴや塩など地元の食材を使ったジェラートやオリジナルの「宙」もあります。濃厚なミルクの味わいはやみつきになりそうです。能登ミルクジェラートカップシングル350円~
・tel.0767-62-2077、七尾市和倉町ワ部13-6、9時~18時、木曜休(祝日の場合は営業)、駐車場5台 

●ル ミュゼ ドゥ アッシュ

七尾市出身で世界でも活躍しているカリスマパティシエ、口博啓氏のスイーツショップ&カフェ。和倉温泉の散策途中に、七尾湾を一望するカフェでフレッシュケーキとコーヒーでひと息つきたいですね。玄米ビスキュイとレモングラスの香りをショコラムースで包み込んだミュゼ562円。和倉限定の辻口ロール(塩キャラメル)324円。辻口氏の創作飴細工アートを展示する辻口博啓美術館を併設。
・tel.0767-62-4002、七尾市和倉町ワ部65-1、美術館入館無料、9時~19時(カフェは18時30分LO)、無休、駐車場20台