2019.01.05

加賀百万石の華やかな伝統工芸を体験

加賀百万石の華やかな伝統工芸を体験

伝統工芸王国、金沢で体験のはしごを楽しもう!

加賀藩時代、藩主前田家は代々能楽や茶道などを楽しみ、それを庶民にまで広げていたことから、それらに使用する調度品や茶道具、着物、和雑貨など、今でも昔ながらの手仕事で仕上げられた工芸品が多く残ります。 今回は、そんな伝統工芸を体験できる施設を紹介します。こんなにさまざまな体験ができるのは、古いものを大切にしている金沢ならでは。1つだけでなく、体験のはしごも楽しみたいものですね。

体験できる金沢の伝統工芸9選をご紹介します。

加賀友禅(かがゆうぜん)

加賀五彩の色を使い、繊細な筆使いで自然美をみずみずしく描く加賀友禅。金沢の武家文化を反映させた加賀友禅は、控えめでありながらかつ大胆。花鳥風月をモチーフとし、絵画調で一幅の絵のような美しさです。長町武家屋敷跡そばにある「長町友禅館」では、下絵を描いた約15cm四方の布に手描きを施す、手描き友禅染が体験できます。

●友禅館(ながまちゆうぜんかん)
TEL:076-264-2811
住所:金沢市長町2-6-16 時間:9:30~17:00
休日:火・水曜、12月~2月
料金:彩色体験4320円(入館料込み)
   ※仕上げ加工後郵送、送料は別途
所要時間:1~2時間 予約:必要

加賀繡(かがぬい)

室町時代初期に、仏教の布教とともに金沢に伝わった刺繍。加賀繡は、仏前の打敷や僧侶の袈裟などの加飾として、また藩政期には陣羽織や着物、半襟、袋物などに施され定着したようです。国指定伝統工芸士、今井フクエさんの技を受け継ぐ「加賀繡IMAI」では、キーホルダーやストラップ、ヘアゴム、リボンクリップなどの小物をつくることができます。

●加賀繡IMAI(かがぬいいまい)
TEL:076-231-7595
住所:金沢市三口新町3-4-19
時間:10:00~17:00
休日:不定休 料金:2500円~4500円
所要時間:2~3時間 予約:必要(7日前まで)

金沢九谷(かなざわくたに)

九谷焼は全国にも名が知られる焼物です。そのルーツは、400年ほど前に石川県加賀市に興った古九谷と呼ばれる焼物で、50年ほどで廃窯に。その後、加賀藩が京都の青木木米を招き、金沢に窯を再興。これが金沢九谷として今日まで受け継がれています。香林坊にある「陶房長寿」では、素焼きの噐に呉須で描く藍一色の藍九谷(染付技法)の体験が楽しめます。

●陶房長寿(とうぼうちょうじゅ)
TEL:076-221-1822
住所:金沢市香林坊2-4-5
時間:10:00~18:00(体験受付は16:30まで)
休日:不定休
料金:体験料1350円~3510円(送料別途、焼上げに1~2カ月ほど)
所要時間:30分~1時間 予約:必要

加賀水引(かがみずひき)

和紙を紙縒(こより)状にしたものが水引で、これにカラフルな彩色を施し、何本も束ねてさまざまなカタチをつくるのが水引細工です。お祝いなどに現金を贈る金封や結納品など、とても華やか。これをアクセサリーにも応用し、体験もできるのが明治中期から水引細工を始めた「津田水引折型」です。ネックレスやピアスなどにチャレンジしましょう。

●津田水引折型(つだみずひきおりがた)
TEL:076-214-6363
住所:金沢市野町1-1-36
時間:10:00~18:00(土曜は12:00まで)
   ※体験は10:00~15:00
休日:日曜、祝日
料金:水引細工体験1080円~
所要時間:1~2時間
予約:必要(1週間前まで、高校生以上4~12人)

金沢箔(かなざわはく)

金沢の箔生産は全国シェアの99%以上。金箔、銀箔、プラチナ箔を総称して金沢箔と呼んでいます。金沢の気候が箔の製造に適していたことや高い技術力を保持していたことから、金沢の箔はほぼ独占状態になったようです。金沢箔の生産はもちろん、箔工芸品など幅広く展開する箔一では、本店箔巧館と「かなざわ美かざりあさの」で箔貼り体験が楽しめます。

●かなざわ 美かざり あさの
TEL:076-251-8911
住所:金沢市東山1-8-3
時間:9:00~18:00(体験は10:00~15:00受付)
休日:火曜(祝日の場合は翌日)
   ※体験は土・日曜、祝日は休
料金:500円~(はがき、箸、梅皿、小物入れ、姫手鏡など)
所要時間:10~40分 予約:必要(当日予約可)

加賀指ぬき(かがゆびぬき)

加賀友禅の着物を縫うお針子さんが、残った糸で楽しみながら指ぬきを作ったのが始まりとされる加賀指ぬき。色彩感覚がとても豊かな幾何学模様は、現代にもひけをとらない美しさです。その技を受け継ぐ「加賀てまり毬屋」では、加賀指ぬきづくりの体験ができます。完成後は、指輪として、チョーカーやストラップとして楽しみましょう。

●加賀てまり毬屋
TEL:076-231-7660
住所:金沢市南町5-7小出南ビル1階
時間:9:30~18:00
休日:火・水曜
料金:加賀指ぬきづくり2400円~
所要時間:約2時間(実質5時間程度なので、2時間で基礎を学び持ち帰って仕上げを)
予約:必要(前日まで)

金沢漆器(かなざわしっき)

加賀藩御用の調度品に施される豪華で繊細な蒔絵。京都の貴族文化と加賀百万石の武家文化の融合から生まれた美術工芸の逸品です。1780年創業の老舗漆器店「能作」には、華麗な蒔絵の茶道具や調度品から現代の食器など多彩な漆器が並びます。店内では体験もでき、漆塗りをしたお盆に金銀の粉を振りかけて仕上げる蒔絵体験が人気です。

●能作(のさく)
TEL:076-263-8121
住所:金沢市広坂1-1-60
時間:10:00~19:00(体験は10:30~、13:30~)
休日:水曜(祝日の場合は営業、8月は無休)
料金:蒔絵体験3240円
所要時間:1~2時間 予約:必要(前日まで)

加賀毛針(かがけばり)

ふわふわ揺れる色とりどりの愛らしいアクセサリー。そもそも、藩政時代に武士の修練として鮎釣りに用いた鮎毛針の技術を生かしたもので、「目細八郎兵衛商店」ではその技を受け継ぎ現在も加賀毛針を作り続けています。緻密で繊細な手仕事を応用したアクセサリーは女性に大人気。店内では羽毛を使ったブローチづくりの体験が楽しめます。

●目細八郎兵衛商店(めぼそはちろうべいしょうてん)
TEL:076-231-6371
住所:金沢市安江町11-35
時間:9:30~17:30(体験は10:00~15:00)
休日:火曜 料金:アクセサリーづくり体験
所要時間:1~1.5時間 予約:必要

加賀象嵌(かがぞうがん)

かつては、乗馬の際に使う鐙(あぶみ)など武具に施された加飾の技法であった象嵌。金属の表面を彫ったミゾに、ほかの色の違う金属をはめ込んで模様をつくるもので、その後は花瓶や高炉など生活用品にあしらわれています。最近ではアクセサリーなども多く作られ、気軽に体験できる「ギャラリーセーブル」で、オリジナルアクセサリーをつくってみましょう。

●ギャラリーセーブル
TEL:090-1569-5972
住所:金沢市大手町7-29
時間:10:00~18:00(企画展開催時は変更)
休日:火曜
料金:アクセサリーづくり体験(ピアス、ペンダントなど)2500円~
所要時間:1~1.5時間
予約:必要(小学生以上、3日前までに)