生活に密着した金沢の橋にまつわる物語10選
金沢城跡の両脇を平行するように流れる犀川と浅野川。雄々しい流れの犀川は「男川」、優美な流れの浅野川は「女川」と呼ばれています。2つの河川のうち、浅野川には金沢独自の習わしが伝わります。それが「七つ橋渡り」。彼岸の中日の真夜中0時から、浅野川に架かる七つの橋(常盤橋、天神橋、梅の橋、浅野川大橋、中の橋、小橋、昌永橋)を無言で渡ることで、長患いで他人の世話にならずに逝くことを願うという風習です。今回は、七つ橋を含め、ふだん何気なく通っている犀川と浅野川の“橋”にフォーカスして紹介します。