2018.08.20

温泉を利用した銭湯でココロもカラダもリフレッシュ

温泉を利用した銭湯でココロもカラダもリフレッシュ

茶色のお湯が効く有松温泉 れもん湯

金沢の繁華街、片町・香林坊から南へ約3㎞、白い3階建てのビルがあります。昭和61年(1986)に温泉が確認されてオープンしたれもん湯。元々はエノキタケの栽培工場があった場所で良質の井戸水があり、それなら温泉もということで掘削に成功。また、通り沿いには知名度が高かった「れもん館」という名の喫茶店があったことで、銭湯の名前が「れもん湯」になったそうです。 浴場内の中央には、コーヒー色の天然温泉で満たされた石造りの浴槽があります。その奥にも浴槽があり、少し深めの浴槽やジェット水流付きの浴槽。さらには水風呂、打たせ湯、サウナもあります。温泉は黄褐色、弱塩味で、源泉温度は34.2℃。泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。加温していますが、源泉かけ流しです。2階は家族風呂になっています。混浴ができる11の風呂と2つのサウナがそれぞれ個室になっていて、貸切りで利用ができるので、家族が一つの風呂に入れると好評です。

れもん湯の外観

女性用の浴場。男性もほぼ同じ

男性用の脱衣所。女性もほぼ同じ

休憩用のイスや畳スペースもあるロビー

2階の家族風呂エリアの入り口

貸切専用の家族風呂

有松温泉元湯れもん湯
ありまつおんせんもとゆれもんゆ

TEL:076-243-0626
住所:石川県金沢市有松3-11-16
時間:10:00~23:00、家族風呂は17:00~23:00(土・日曜15:00~)
休日:月曜
料金:入浴大人440円
駐車場:80台




著名人にも愛された石引温泉 亀の湯

笠舞から石引に出る坂を登り切る手前、急傾斜の崖に立つ銭湯。創業は昭和24年(1949)で、笠舞側からはエレベーター完備のビルの3階が銭湯ですが、実は石引通り側が正面になりこちらから入ると1階。近所の人が足しげく通う銭湯であり、金沢大学や金沢美大の学生たちにも親しまれてきました。
旧亀の湯(がめのゆ)は、現在の石引交差点の場所にあり、かつては五木寛之氏が金沢滞在のおり入浴に通ったそうで、彼のエッセイ『浅ノ川暮色』に亀の湯のくだりがあります。 浴場内には奥から階段状に4つの浴槽があり、一番奥が水風呂であとは順次温度が低くなり、上から2段目は気泡湯、3段目はジャグジーになっています。烏龍茶のような褐色の湯。源泉温度は37.5℃で、泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。内湯、外湯は加温とも加水もしていない源泉かけ流しです。ぬるめの湯なので長湯もよしですね。休憩所には新聞や雑誌、テレビがあります。窓の向こうには金沢市街地が見渡せ、左手奥には医王山系の素晴らしい眺めが広がります。

石引通りからアクセスした外観

浴場内には濃い茶色の温泉が

サンルームのような開放的な外湯

女性用の脱衣所

浴場への入口にはポップなのれんが

眼下に市街地を見渡す休憩スペース

石引温泉 亀の湯
いしびきおんせん がめのゆ

TEL:076-262-4126
住所:石川県金沢市石引2-15-31
時間:12:30~24:00
休日:月1回金曜
料金:入浴大人440円
駐車場:笠舞側に約30台(1階と道路をはさんだ向かい側)