2017.11.01

五感を刺激する体感型アート〜金沢21世紀美術館〜

五感を刺激する体感型アート〜金沢21世紀美術館〜

ユニークな現代アートミュージアム

最先端のコンテンポラリーアート(現代芸術・現代美術)を面白く展示し、楽しく観覧できる金沢21世紀美術館。2004年のオープン以来毎年100万人以上が来館。2016年度には255万人が来館している人気の美術館です。周囲が全面ガラス張りの円形で、4つの入り口が出入り自由という開放感のある建物にも注目。設計は、世界的建築ユニットSANAA(妹島和世+西沢立衛)によるもので、広さも高さも異なる展示室もユニーク。世界中から招く多彩な現代アートの展覧会が催されます。館内には無料ゾーンと有料ゾーンがあるほか、ミュージアムショップ、カフェレストラン、子ども同士や親子で作品づくりが楽しめるキッズスタジオ、アートライブラリーなどがあります。恒久展示(常設展示)作品の中で人気を集めているのが水面を隔ててつながる2つの世界を表現した、2004年/レアンドロエルリッヒ作《スイミングプール》です。

金沢21世紀美術館

いつでも見られる恒久展示作品

美術館に展示される10ある恒久展示作品のうち、7つが無料ゾーンにあります。また、そのうち4つが屋外にあるため24時間見ることができます。その4つとは、シアン・マゼンダ・イエローの色ガラスが渦巻き状に並ぶ、2010年/オラファーエリアソン作《カラーアクティヴィティハウス》、ステンレスの球体が集まり見る人の姿を映す、2016年/SANAA作《まる》、芝生からにょきっと生えているラッパ状の金属製の管が地中でつながり声が聞こえる、2004年/フロリアン・クラール作《アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3》、パイプとメッシュを組み合わせたジャングルジムのような作品は、2005年/LAR/フェルナンド・ロメロ作《ラッピング》。そんな無料ゾーンが充実しているため、市民は公園のように訪れています。

金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館

緑の橋

パトリック・ブラン(2004)

金沢21世紀美術館

雲を図る男

ヤン・ファーブル(1998)

金沢21世紀美術館

かなざわ21せいきびじゅつかん
TEL:076-220-2800
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
【交流ゾーン】9時~22時/年末年始休/入館無料
【展覧会ゾーン】10時~18時(金・土曜は~20時)/月曜(祝日の場合はその直後の平日)、年末年始、展示替え期間休/入館有料(内容や時期により異なる)