• 2020/09/19

    日本酒を愉しむ、上質な器を集めました。

    高質工芸品の酒器で美酒を愉しむ、甘美な時間。


    涼しくなり、日本酒が美味しくなる季節になりました。
    日本酒は、世界的に見ても類を見ないほど
    精巧に造られる醸造酒ともいわれています。
    熟練の杜氏が作る、丹精込められた美酒は、
    まさに、日本文化の粋ともいえるでしょう。

    素晴らしいお酒を楽しむなら、
    ぜひ、酒器にもこだわってみたいものです。

    北陸の高質な工芸品を紹介する「金澤しつらえ」では、
    現在、秋の酒器展を開催中です。
    石川県ゆかりの作家による、選りすぐりの酒器を集めました。

    ぜひ、この機会に、お気に入りの逸品を探してみてください。
    また、大切な人への贈り物としても、おすすめです。
    その一部をご紹介します。

     

    本金花詰 酒器揃/関あづさ 一式120,000円(税別)

    豪華絢爛、かつ緻密に描きこまれた花々。
    花詰とは、花で埋め尽くすようなスタイルで、九谷焼の人気の図柄のひとつです。
    作家の関あづささんは、卓越した画力と現代的な感性で、
    花詰に、新しいスタイルをもたらしています。
    咲き乱れる美しい花々は、
    花びらの一枚、花脈やおしべなどまで、
    微に入り細を穿って精巧に描きこまれています。
    ずっと眺めていると、
    まるで夢の世界へと引きこまれそうな感覚におちいります。
    視覚からも、心地よい気持ちにさせてくれる逸品です。

     

    盃(鯛の図、海老の図)/打田幸生 各10,000円(税別)

    九谷焼の王道ともいえる画風が「吉田屋」です。
    打田幸生さんはその伝統的なスタイルを得意とする作家です。
    黄、緑、藍、紫、といった特徴的な色彩を用いて、
    海老や鯛など景気の良い図柄を大胆にいきいきと描きこんでいます。
    古典的なスタイルながら、どこかコミカルで、
    あっけらかんとしたかわいらしさは、
    伝統工芸の重みというよりも、
    ユーモアや楽しさを感じさせます。
    家族や友人など、気の置けない人たちと、
    楽しくお酒を酌み交わせそうな逸品です。

     

    とっくり 銀彩、ぐい呑 銀彩/柴田博  一式30,000円(税別)

    銀彩とは、銀箔をあしらって焼成する技法です。
    これを得意としているのが、柴田博さんです。
    色数の少ないシンプルなデザインながら、
    銀箔から透けてみえる土の色合いや質感、
    また、銀箔の貼り方による濃淡の上に
    ほのかにつけられた青いグラデーションが、複雑な表情をみせています。
    ぐい呑みとお銚子は、実用性も十分に考えた、使いやすい形となっています。
    容量たっぷりで手にもなじみやすく、
    普段使いにおすすめです。

     

    青手椿文 ぐい呑み/山口義博 各20,000円(税別)

    九谷焼の伝統的な色である青手に描かれた椿。
    まさに、正統派の絵柄です。
    山口義博さんは、そのブルーの美しさに定評があります。
    よく見ると、ときおり緑にも紫にも見える、独特の美しい色合いが特徴です。
    また虫食いや、ぼかしなどの表現が用いられており、
    加賀友禅の手法にも通じる、藩政期から伝わる当地の美意識を感じさせます。
    全面を覆うブルーが、何より見所ですが、
    控えめに描かれる椿も清楚で、かわいらしいアクセントになっています。
    いつまでも、飽きのこないぐい呑みです。

    ほかにも、多数の酒器を品ぞろえしています。
    ぜひ、ご覧ください。9月27日まで開催しています。