箔一について

金箔を楽しむなら、金箔総合ミュージアム「箔巧館」へ

箔一は36年前、地域ブランドとして「金沢箔」という伝統工芸をつくり、そこから「金沢箔工芸品」の歴史が始まりました。この誇りを大切に、伝統を継承しながら新しい感性を加えることで進化させ、新しい伝統工芸をつくり出したいと思っています。

金沢で、伝統を継承していくこと

金沢を拠点に、能登、越中を含む加賀百万石と謳われた石川には、36業種もの伝統工芸が受け継がれています。これだけ多くの伝統工芸が受け継がれている地域は他にありません。箔一は、数百年もの歴史、文化とともに育まれ、金沢らしさ、日本らしさを誇るこれらの伝統工芸を守り、大切に継承していくことが、伝統産業を担う私たちの使命だと考えています。

そして金沢箔工芸品はもちろん、箔一が先駆者としての誇りを持ち、後世に継承していかなくてはなりません。36の伝統工芸の中でも、「金沢箔」という伝統工芸は36年前までは存在しませんでした。当時、全国の99%以上を生産しているにも関わらず、他の地域の高級工芸品や仏壇の材料として使われるだけで、金沢という地名を掲げた工芸ではなかったのです。その箔を箔一は「金沢箔」という地域ブランドにまで育て、そこから金沢の伝統工芸「金沢箔工芸品」の歴史がはじまりました。金沢箔工芸品の歴史をはじめに作った誇りを大切に、箔一はこの伝統工芸品を金沢の歴史とともに、守り育てたいと思います。

伝統からの創造。ものづくりへのこだわり

過去の歴史を振り返ると、金箔を用いた装飾品や工芸品は、権力誇示の象徴として贅の限りをつくし豪華絢爛に作られました。悠久の歴史のなかで先人が、心をこめて作り上げた作品は、現代も多くの人を魅了するすばらしい日本の伝統美です。私たちは、先人の技法を継承しつつも、現代の価値観に調和する新たな伝統工芸を築いていかなければなりません。

金沢箔の昔ながらの技法を受け継ぎ、新しい形に進化させることで、新たな価値を持つ伝統が生まれます。それには、ただ模倣するだけではなく、新しい感性と発想を加えることが必要です。そして、そこには“感動”や“驚き”をお客様に感じていただかなくてはいけません。伝統の世界において新しい技術が開発されても、機械による大量生産をすることとは異なります。一つ一つ手作りを大切に作られたものは、手技でしか表現できない伝統美が宿り、そこに“感動”が生まれます。感動を生む伝統美とは職人の手と目、経験と感性だけが成せる技なのです。箔一は、新しい形の伝統工芸であっても一つ一つ大切に、手技によるものづくりにこだわっています。

大切にしたい、おもてなしの心

箔一は、観光地金沢のお店ですので、お土産品も揃えながら、地元の方が人生の節目、慶事の際に、特別なお品として金沢箔工芸品を選んでいただけるお店です。また工芸品だけでなく、化粧品やお菓子など、色々なものを取り揃えています。それは、箔一には、金沢のお客様だけでなく、遠方から金沢観光にこられたお客様、また世代も、お子様から、年配の方まで幅広いお客様が来てくださるからです。

そのお客様は本店「箔巧館」だけでも年間数万人の方が訪れてくださいます。この数万人のお客様、お一人お一人に「おもてなしの心」を大切にしたいと思っています。お土産を探される方と、お祝いの品をお探しの方では全く異なるお品をご希望です。お客様のお気持ちに寄り添い、買われるお客様、それを贈られるお客様に、喜んでいただけるよう、お手伝いさせていただいております。

また「お店に遊びに来たよ」と嬉しい言葉をいただけることも、私たちの誇りです。おもてなしの心は、思いやりの心です。お客様の足がご不自由であればそのお手伝いを、荷物が多くなればお車までお運びし、雨が降っていれば傘をさしてお見送りし、笑顔でお帰りいただくことが私たちにとって何よりの報酬です。すべてのお客様に笑顔になっていただける、おもてなしの心を大切に、お客様をお迎えしたいと思います。